クレジットカード初心者コース
Ch3: 還元率の見方・比較
Chapter 3

「最大3%還元」
の注意点

広告で「最大3%」と書かれていても、条件付き・特約店のみのケースがほとんど。基本還元率で比較するのが正解です。

この章の数字は 2026年5月時点 のものです。還元率は改定が多いため、最新は各カード公式サイトでご確認ください。
基本

基本還元率 vs
特約還元率

基本還元率
どこで使っても適用される還元率。日常決済の大部分はこれが効く
特約還元率
特定の店舗・サービスでのみ適用される加算還元率。使う頻度次第

広告は特約還元率を前面に出すことが多いですが、自分の決済が特約店に集中していなければ恩恵は小さいです。

数字

1%還元の威力

基本還元率の0.5%差は、長期で見ると大きな金額に。

年間決済0.5%還元1.0%還元
100万円5,000円10,000円
300万円15,000円30,000円
500万円25,000円50,000円

差額×10年で考えると、5万〜25万円の差。1%還元のカードを「メイン」にする価値があります。

警告

「ポイント」と
「マイル」の混同

表記上は同じ「1%還元」でも、マイルとポイントは別物です。

1万円分の例
・楽天ポイント1.0% = 100円相当
・Tポイント1.0% = 100円相当
・ANAマイル1.0% = 100マイル=最大3,000円相当の使用価値

マイルは「使い方」で価値が変動するため、使用価値で換算するのが正しい比較方法です。

主要カードの
基本還元率

カード基本還元率
楽天カード(一般)1.0%
三井住友NL0.5%
JCB CARD W1.0%
アメックス・ゴールド・プリファード1.0%
ANA一般カード0.5%
ANAワイドゴールド1.0%
JAL CLUB-A0.5%(SMP別途4,950円で1.0%)
チェック

1%と0.5%
10年の差は?

Q. 年300万円決済を10年間続けると、1%還元と0.5%還元でいくら差が出る?

15,000円
150,000円
300,000円
正解! 年15,000円×10年で15万円差。基本還元率の「たった0.5%」の差は侮れません。
正解は「15万円」。年15,000円差×10年。家族で1人ずつ持てば数十万円の差になります。
仕組み

マイル交換の
ボーナス還元

アメックスやマリオット・アメックスなど、ポイント→マイル変換で還元率が変わるカードがあります。

カードマイル換算
アメックスG・プリファード100円=1MR→1マイル(年5,500円別途・40,000マイル上限)
マリオット・アメックスプレミアム3円=1pt→1.25マイル(60,000pt一括ボーナス5,000マイル)

マリオット・アメックスプレミアム経由のマイル化は1.25%相当と非常に高効率(一般カードは日常2pt/100円なので効率はプレミアムより下がります)。

仕組み

ボーナス還元の
活かし方

ANAカード:ANAでの利用2倍
航空券・機内販売・ANAショッピングモール経由で還元2倍
マリオット・アメックス:参加ホテル決済でpt還元up
プレミアム=6pt/100円・一般=5pt/100円(マリオット参加ホテル決済時)。日常はプレミアム3pt・一般2pt
三井住友NL:コンビニ・飲食店7%
タッチ決済限定。日常の食費が多い人に効く

「自分が一番使う場所」でボーナスが乗るカードをメインに据えるのが正解です。

チェック

還元率比較の
正しいやり方は?

Q. 複数のカードを比較する時、何を見るべき?

広告に書かれた「最大還元率」
自分の決済パターンに合わせた「実効還元率」
SNSやYouTuberのおすすめ
正解! 「自分が一番多く使う場所での実効還元率」を計算するのが、本当の比較です。
正解は「実効還元率」。広告は最大値表示。あなたの決済パターンに当てはめないと本当の還元はわかりません。
数式

実効還元率の
計算式

実効還元率 =
(日常決済額 × 基本還元)
+(特約決済額 × 特約還元)
÷ 総決済額

例: 三井住友NL(基本0.5%・コンビニ7%)

月20万のうちコンビニ3万なら
(17万×0.5%)+(3万×7%)= 850円 + 2,100円 = 2,950円
2,950 ÷ 20万 = 実効1.475%。基本0.5%の約3倍になります。

まとめ

この章のまとめ

・「最大3%」は条件付き、基本還元率で比較
・基本還元0.5%差は10年で大きい
・ポイントとマイルは別物(使用価値で見る)
・自分の決済パターンで実効還元率を計算
・「一番使う場所」でボーナス乗るカードを選ぶ

関連チャンネル
Discord「#クレカ・ポイ活」では、各メンバーの実効還元率の計算例が共有されています。

今すぐやってみよう

メインカードの「基本還元率」を公式サイトで確認する
自分が毎月よく使う店・サービスを3つ書き出す
その決済パターンで「実効還元率」をざっくり計算してみる

次章では、「旅行者がまず検討すべきカード3選」を絞り込んで紹介します。

メンバーの声

還元率の見方を
変えた実例

MIRAIROメンバーの声

Eさん(「最大3%」につられて作った経験あり)
「広告の最大還元率で選んだら、対象が一部の店だけで普段は0.5%でした。基本還元率で比べ直したら、別のカードのほうが自分には合っていました」
Fさん(コンビニ・カフェ利用が多い)
「自分の決済を当てはめて実効還元率を出したら、タッチ決済が強いカードが一番でした。人によって最適が違うと実感しています」
判断のヒント
広告の「最大◯%」ではなく、自分の決済パターンでの実効還元率で比べると失敗しません。
チェック

ポイントとマイル
の違いは?

Q. 同じ「1%還元」でも、ポイントとマイルの大きな違いは?

マイルのほうが必ず貯まる枚数が多い
マイルは使い方で1枚あたりの価値が変わる
違いはなく、どちらも同じ
正解! ポイントは1pt≒1円で固定的ですが、マイルは使い方で価値が変動します。だから使用価値で換算して比べるのが正解です。
正解は「マイルは使い方で価値が変わる」。同じ1%でも、マイルは使い道しだいで価値が上下します。
Chapter 3 完了!
「最大◯%」にだまされず、
実効還元率で比べる読み方を押さえました。
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