航空ステータス初心者コース
Chapter 4: PPとLSPの違い
はじめに

PPとLSPの違い

Chapter 3でPPを理解しました。
ここではJALのLSP(Life Statusポイント)との違いを見ていきます。

この章のゴール
「ANAの短期決戦型」と「JALの長期マラソン型」、2つのゲームの違いを理解する。
大きな違い

2つのポイントは
「走るゲームが違う」

PPとLSPは、同じステータス判定用ポイントでも、競技として別物です。たとえるなら:

PP / ANA
100m走
1年で
ゴールを切る
LSP / JAL
マラソン
生涯かけて
積み上げる
観点PP(ANA)LSP(JAL)
判定期間1年生涯
目標50,0001,500累計
期限12月末で
リセット
なし
考え方短期集中長期積み上げ
PP詳細

PP(ANA)のモデル
1年間の短期決戦

ANAのPPは1月1日〜12月31日で集計されます。この1年間で50,000 PPを貯めればSFC入会条件達成。

重要:12月31日でゼロリセット!
50,000 PPに到達できないまま12月31日を迎えると、翌日から全部ゼロに戻ります。「あと100 PP足りなかった」も「49,900 PP貯めた」もゼロ。年越しはできません。

だからSFC修行は「1年間で集中的に乗り切る」のがセオリー。期間は3ヶ月〜1年、人によって異なります。

LSP詳細

LSP(JAL)のモデル
生涯マラソン

一方、JALが2024年4月から導入したLife Statusプログラムは、まったく違う思想です。

特徴:ポイントは生涯有効

LSPの有効期限はなし
飛べば飛ぶだけ累積
累計1,500 LSPでJGC入会資格

つまり、20年かけて少しずつ貯めても良い。慌てる必要がない代わりに、大きな目標を長期で追う持久戦です。

チェック

ここまでの確認!

Q. JALのLSPの特徴で正しいのは?

年末にリセットされる
有効期限がなく、生涯累計される
フライトでしか貯まらない
その通り! LSPは生涯積み上げ型。有効期限なし、JALカード決済でも貯まる。これが2024年改革の核です。
答えは「有効期限がなく、生涯累計される」。2024年4月からJALはこのマラソン型に移行しました。フライトだけでなくJALカード決済でも貯まるのがポイント。
加算ルール

LSPはこう貯まる

加算対象もらえるLSP
国内線 1搭乗5 LSP
国際線 1,000区間マイルごと5 LSP
JALカードで2,000マイル積算ごと5 LSP
注目ポイント:JALカードでの決済でもLSPが貯まる!
これは日常の買い物でもJGCに少しずつ近づけるということ。ANAのPPにはなかった特徴です。
現実の道のり

1,500 LSPって
どれくらい大変?

手段到達目安
国内線のみ300搭乗
国際線
(東京⇔NY)
約45往復
JALカード100万円
/年決済のみ
約15年
フライト+決済
ハイブリッド
5〜10年が
現実的
正直な話
LSP 1,500を「日常決済だけ」で到達するのは15年以上。現実的なのはフライト+決済のハイブリッド。修行というより「生活の中でコツコツ」という表現の方が合います。
補足

もうひとつのJAL指標
「FOP」

ここでJALについて補足を1つ。LSPとは別に、JALには従来からのFOPもまだあります

FOP(FLY ONポイント)
1年間の年次ステータス(サファイア・ダイヤ等)を決める
LSP(Life Statusポイント)
生涯JGC入会を決める
シンプルな使い分け
JGC永久会員を目指すなら → LSP(累計1,500)
毎年のサファイア等を維持なら → FOP(年間50,000等)

初心者のうちはFOPは忘れていて大丈夫。JGC狙いならLSPだけ意識すればOK。
チェック

JAL指標を確認!

Q. JAL JGC永久会員を目指すとき、主に追うべき指標は?

FOP
LSP
マイル
正解! JGC狙いならLSP一択。FOPは年次ステータス用なので、初心者は後回しでOKです。
答えはLSP。FOPは年次ステータス(サファイア等)用で、JGC入会条件とは別指標なんです。2024年以降はLSPを追えば大丈夫。
まとめ表

PPとLSPの比較

観点PPLSP
モデルスプリントマラソン
判定期間1年生涯
期限切れ12月末リセットなし
目標50,000/年1,500累計
決済での加算400万円ルート
(特殊条件)
通常加算
現実的な期間3ヶ月〜1年5〜20年
必要資金50〜100万
集中投下
年5〜15万
分散投下
背景

なぜ制度が違うの?

これは各社の「顧客に何を求めるか」の違いです。

ANA
ヘビーユーザー
短期集中で
搭乗してくれる人を
優遇
JAL
生涯ファン
長期にわたって
日常的に関わる人を
優遇
2024年4月のJALの改革は、「修行族」から「ファン族」へターゲットを切り替えたと言われています。以降、JALで「1年の短期修行」は事実上できなくなりました。

制度の違いは、両社の戦略の違いの表れ。どちらが優れているかではなく、「自分のライフスタイルに合うのはどちら」という視点で考えましょう。

チェック

さっきの確認!

Q. ANAのPPの特徴で正しいのは?

生涯有効で、50年かけて貯めても良い
1年(1〜12月)で判定され、年末にリセットされる
JALカードで決済することでも貯まる
その通り! PPは単年決戦。12月末で持ち越せないので、計画的に貯める必要があります。
答えは「1年で判定され、年末にリセットされる」。PPは1年ごとにリセットされる短期決戦型なのがANAの特徴です。
チェック

最後のチェック!

Q. 短期集中(1年以内)でステータスを取りたい人に向いているのは?

ANA(PPの短期決戦型)
JAL(LSPの長期マラソン型)
どちらも同じ期間が必要
正解! 2024年以降、JALで「1年でJGC」は事実上不可能になりました。短期決戦ならANA一択です。
答えはANA。JALは2024年改革でマラソン型になったので、1年で一気にJGCを取ることはできなくなりました。短期勝負ならANA一択です。
アクション

Chapter 4で
やってみよう

PP(短期決戦)とLSP(長期マラソン)の違いを自分の言葉で説明できるか試す
自分は「短期集中」派か「長期積み上げ」派か考えてみる
JAL派の人は「Life Statusプログラム」の公式ページを見てみる
Chapter 4で学んだこと

PP=スプリント(1年で50,000)
LSP=マラソン(生涯1,500累計)
LSPは決済でも貯まる(新制度の特徴)
FOPは年次ステータス用・初心者は後回しでOK
Chapter 4 完了!
ANAとJALで「走るゲーム」が
全然違うことがわかりました。
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Chapter完了
次のChapter
次はANAとJAL「そのもの」の違い──アライアンス・路線・カード・旅スタイルとの相性を見ていきます。
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