マイル上級コース
Ch5: 複数プログラム並行運用
Chapter 5

1社集中から
複数運用へ

中級まで「1社に絞ろう」と学んできましたが、上級は別の話。改悪リスク分散目的別最適化のために2社以上を運用します。

この章の数字は 2026年5月時点 のものです。外資系マイルは改定が頻繁なので必ず公式で最新確認を。
考え方

ANA + JAL + 外資系の
使い分けフレーム

目的おすすめ
アジア・欧州自社便ANA
ハワイ・米国・アジア個別路線JAL
SQビジネス(提携便で予約可)ANA(SQファースト/スイートはSQ KrisFlyer会員のみ)
JAL国内線の保険的サブBA Avios(2025/12改定で割高化)
欧州圏の柔軟な特典AF/KLM Flying Blue
JAL/CXファースト/ビジネスAlaska Mileage Plan
きほん

外資系マイル5選
(日本居住者視点)

日本のマイラーが知っておくと選択肢が広がる外資系プログラム。

① シンガポール航空 KrisFlyer(SQ)
② ユナイテッド MileagePlus(UA)
③ ブリティッシュエアウェイズ Avios(BA)
④ エールフランス/KLM Flying Blue(AF/KL)
⑤ アラスカ航空 Mileage Plan(AS)

次の5枚で各プログラムを詳細に解説します。

シンガポール航空
KrisFlyer(SQ)

SQ KrisFlyerSQ
有効期限: 付与日から3年(同月末で失効)
貯め方: アメックス・メンバーシップリワード/マリオット・ボンヴォイから移行、SQ自社便搭乗、KrisFlyer JCBカード
強み: 日本発着のSQファースト/スイート/ビジネスはKrisFlyer会員のみ予約可(ANAマイルでは予約不可)。Saver/Advantage(途中降機可)の2タイプ
必要マイル目安: 成田↔シンガポール往復 5〜9万マイル

KrisFlyer公式

ユナイテッド
MileagePlus(UA)

UA MileagePlusUA
有効期限: 無期限(活動があれば維持)
2025/8: Excursionist Perk廃止
2026/4/2〜: 提携クレカ保有者・ステータス会員に特典航空券10〜15%割引
制約: UAは335日前まで予約。ANAは355日前 → UAマイルではANA便の最も埋まる時期に取れない

UA MileagePlus公式。改定が頻繁なので発券前に都度確認推奨。

改悪続きで価値縮小傾向。ただし無期限有効が魅力。

ブリティッシュエアウェイズ
Avios(BA)

BA AviosBA
有効期限: 実質無期限(一定期間ごとのアクティビティで維持)
JAL国内線: 2025/12/15改定後 Zone1(650マイル未満)=12,000 Avios、Zone2=12,500 Avios(往復は2倍)。JAL自社マイルは国内線4,500〜10,500マイル(A〜Gゾーン)のため、Aviosは「短距離BA最安」の優位性が消滅。今後は保険的ツールとして位置づけ
発券: BAサイト無料、コールセンター2,000円手数料
対象外: ジェイエア・JTA・JACなどグループ会社便
貯め方: マリオットアメックス・アメックスポイント・BAカード・Aviosセール購入

エールフランス/KLM
Flying Blue(AF/KL)

Flying BlueAF/KL
アライアンス: スカイチーム
強み: 月次プロモアワード(特定路線が割引になる)。欧州圏の機動力が高い
ステータス: エクスプローラー/シルバー/ゴールド/プラチナ
貯め方: アメックスメンバーシップリワードから移行可
日本居住者の価値: ヨーロッパ圏の柔軟な発券

Flying Blue公式

アラスカ航空
Mileage Plan(AS)

Alaska Mileage PlanAS
2025年 Atmos Rewards に改称・ハワイアン統合(公開チャート・固定価格)
JAL便 北米⇔東京: ビジネス60,000マイル前後・ファースト70,000マイル前後(片道)
片道特典でも提携便1回SO無料
キャセイ便: ファースト/ビジネスで強力な裏技
燃油サーチャージ: JAL便は0円
マイル購入: 定期的にボーナスセールあり(最大90%等)
注目: ハワイアン航空統合・ワンワールド側で勢力拡大

最新の必要マイル数は Alaska Mileage Plan公式 でご確認ください。

チェック

2025/12/15以降の
JAL国内線マイル数で
より少ないのは?

JAL マイレージバンク(自社・4,500〜10,500マイル)
BA Avios(Zone1=12,000・Zone2=12,500)
UA MileagePlus
そのとおりです。2025/12/15のBA Avios改定でJAL国内線はZone1=12,000・Zone2=12,500 Aviosに値上げ。JAL自社マイルは4,500〜10,500マイル(A〜Gゾーン)のため、Aviosの「短距離BA最安」優位性は消滅。Aviosは保険的ツールへ役割転換しました。
正解は「JAL マイレージバンク(自社)」。2025/12/15の改定でAviosはZone1=12,000・Zone2=12,500に値上げ。JAL自社の4,500〜10,500マイルの方が少なくなり、Aviosの優位性は消滅しました。
テクニック

各プログラムの
検索のコツ

ANAサイトで提携便を検索
Webは基本情報のみ。複雑なルートはマイレージデスク電話予約。
他社サイトで在庫確認
SQ便はSingaporeAir.comで在庫確認 → ANAマイルで発券依頼、が王道。
ExpertFlyer / SeatSpy
有料だがスターアライアンス/ワンワールド空席可視化に便利。日本人マイラーでは利用者は限定的。

提携便の空席は「ANAが見えないものも提携社側で見える」ことが多い。

実務

年間マイル管理
フレーム

1年に1回(4月)の棚卸しが上級者の習慣。

スプレッドシート項目
・プログラム名
・残高
・有効期限(最も古いマイル)
・次に使う目的
・次の積算予定

期限が近い順に使い道を決める。KrisFlyerは3年期限なので、使う方針の決定が早めに必要。

戦略

アメックス軸の
決済集約

アメックス・メンバーシップリワードは外資系マイルへの万能ポータル

移行先(一部)
・KrisFlyer(SQ)
・Flying Blue(AF/KL)
・Avios(BA)
・Asia Miles(CX)
その他多数の航空会社マイルに移行可能

マリオットアメックスのポイントも40社以上の航空会社マイルに移行可能。アメックス軸の決済集約が、複数マイル運用の実質的な基盤になります。

チェック

UA マイルの注意点

Q. UAマイルでANA便を予約する際の制約は?

必要マイルが2倍
335日前までしか予約できず、最も埋まる時期に取れない
国際線のみ予約可能
そのとおりです。UAは335日前まで予約。ANA自身は355日前なので、差の20日間でANA人気便は埋まり切ることが多くなります。
正解は「335日前までしか予約できない」。ANA自身は355日前なので、人気便はUAでは取れない時期がほとんど。
注意点

並行運用で
やりがちなミス

① 改悪に気づかず期限切れ
外資系は改定が頻繁。気づいたら使えなくなった、というケースが多い。
② プログラム分散しすぎて単価低下
各プログラムで使い切れない少額を抱える。最低でも特典航空券1回分は集中させる。
③ 公式サイトしか見ない
提携社サイトで在庫確認・複雑ルートは電話予約、を覚えると幅が広がる。
まとめ

Ch5 で学んだこと

この章の要点

1. 上級は2社以上の運用で改悪リスク分散

2. 外資系5選: SQ/UA/BA/AF-KL/AS

3. アメックス軸の決済集約が基盤

4. 年1回(4月)の棚卸しを習慣化

今すぐやること

外資系5選から自分の旅行スタイルに合う1つを調べる
マイル管理のスプレッドシートを作成
アメックス(メンバーシップリワード)の移行先一覧を確認
Chapter 5 完了!
複数プログラム並行運用の
視点が身につきました。
関連チャンネル
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#クレカ・ポイ活 でアメックス・移行戦略
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正解数
5/6
Chapter完了
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制度変更トレンドと対策。
マイラーが長く走り続けるための心構えと情報収集を学びます。
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