ホテル上級コース
Ch5: タイムシェア入門
Chapter 5

タイムシェア=
「リゾート不動産の権利」

ハワイのコンドミニアム滞在で目にする「タイムシェア」「バケーションクラブ」。ホテル運用とは別レイヤーの仕組みです。煽らず、メリット・デメリット両面で扱います。

この章は概念整理が中心です。具体的な購入は数百万〜数千万円規模の判断。MIRAIROコミュニティでも先輩オーナーに直接相談を推奨します。
基本

タイムシェアの
仕組み

「リゾート物件の1週間の所有権を購入」する権利型システム。年に1〜2週間、自分の物件として使える。

項目内容
所有形態区分所有 or ポイント制
購入価格200万円〜数千万円
年会費(管理費)10万〜30万円/年
使用期間年1〜2週間
プログラム

主要な2大プログラム

①Hilton Grand Vacations(HGV)
ヒルトン系列・ハワイ中心。ハワイのコンドミニアムでは最大手。HGVポイントとヒルトンHonorsの相互交換可
②Marriott Vacation Club(マリオットVC)
マリオット系列・ハワイ・米本土・カリブ海。マリオットボンヴォイポイントとの相互交換可

他にも、ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)等、特定ブランド系列のものも。

メリット

タイムシェアの
メリット

主なメリット
・大きな部屋(1〜3ベッドルーム)を毎年使える
・ハワイ・リゾートのプライム期に確保しやすい
・キッチン付き → 自炊で食費削減
・家族・グループ旅行に最適(4〜8名)
・将来的な売却・相続が可能(中古市場あり)

ホテルでは取れないファミリーサイズの空間が、毎年確実に確保できる安心感。

デメリット

タイムシェアの
デメリット

主なデメリット
・初期費用が大きい(200万〜)
年会費は値上げ続く(10万→20万→30万のケースあり)
・ハワイ等の渡航費・税が別途必要
・売却が難しい(市場価値は購入額の30〜50%)
・「年1回必ずハワイ」の縛り
・契約解除が困難な物件もある

特に年会費の値上げは継続的な負担。「初期費用+年会費×何年」で総コストを必ず計算。

チェック

タイムシェアの
大きな注意点は?

Q. タイムシェア購入で最も注意が必要なのは?

部屋サイズが小さいこと
継続的な年会費の負担と売却の困難さ
ハワイにしかないこと
正解! 初期費用以上に「年会費の累積」と「やめにくさ」が問題。年10〜30万円が30年続くと300〜900万円の追加コストになります。
正解は「年会費の負担と売却の困難さ」。やめにくく長期コストが大きい点が、最大の注意点です。
対比

ホテル運用との比較

項目タイムシェアホテル運用
初期費用200万〜数万円(カード年会費)
柔軟性低い高い
年1回ハワイ縛りありなし
大部屋確保確実難しい
売却容易性
向き不向き

タイムシェアが
合う人

買って良い人
・毎年必ずハワイ・リゾートに行く
・大家族/3世代旅行が定例
・将来子・孫に引き継げる経済的余裕
・キッチン付き滞在を重視
買わない方が良い人
・行き先を毎年変えたい
・年会費の長期負担が不安
・売却・解約する可能性が高い
・ホテル運用で大部屋が取れている
注意

ハワイ体験ツアーの
営業

ハワイのHGV・マリオットVC営業は「2時間説明会で$200相当のギフト」のオファーが定番。冷静な判断ができないと衝動買いしがち。

注意点
・90〜120分の長時間プレゼン
・「今だけのオファー」「期間限定」を強調
・即決を迫られる
・契約後のクーリングオフ期間は5〜7日(州法による)
・契約書は必ず家に持ち帰り、家族と相談

ギフトもらいだけが目的なら、営業の話は「絶対に買わない前提」で受ける覚悟を。

中古

中古市場の
活用

タイムシェアは中古市場が活発。新規購入の30〜50%程度で買える物件があります。

中古を使うメリット
・初期費用が大幅に下がる
・「不要になった人」が手放した良物件もあり
・新築信奉のないオーナーが選ぶ選択肢
・年会費は変わらず(ここが注意点)

中古でも「年会費」の問題は変わらないことに注意。慎重な検討を。

チェック

タイムシェアが
合う人は?

Q. タイムシェア購入が合理的な人は?

いろんな国を毎年行きたい人
毎年ハワイに大家族で行く・将来引き継ぎたい人
予算がギリギリの旅行家
正解! ハワイ縛り・大家族向けの仕組みなので、「毎年同じ場所+大人数」の旅行スタイルにフィット。多様性重視の人には不向きです。
正解は「毎年ハワイ・大家族・将来引き継ぎたい人」。柔軟性と引き換えの仕組みなので、行き先を変えたい人には合いません。
まとめ

この章のまとめ

・タイムシェア=リゾート物件の年1〜2週間使用権
・主要: HGV(ヒルトン系)/マリオットVC
・大きな部屋・キッチン付き・家族向け
・初期費用+年会費の長期負担
・即決厳禁・中古市場の検討も
・「ハワイ毎年大家族」の人だけが向く

最終章は、ホテル運用全般の制度変更への備え方を扱います。

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