ホテル上級コース
Ch1: 複数プログラム並行運用
Chapter 1

「メイン1社」から
「メイン+サブ」へ

中級まではマリオット or ヒルトンの1社集中が定石。上級者は2〜3社並行運用で、それぞれの強みを使い分けます。年30泊以上の人にはこちらが正解。

この章の数字は 2026年5月時点 のものです。各プログラムの制度変更で並行運用の最適解は変わります。
理由

並行運用の
3つの利点

①物件カバー力
行きたい場所にマリオットがない時、ヒルトンが補完。逆も然り
②改悪リスクの分散
1社が改悪しても、他社で旅費を抑えられる。「卵を一つの籠に盛るな」の原則
③ステータスの相互補完
マリオット・プラチナでヒルトン地域に旅行する時も、現金宿泊で恩恵あり
役割分担

3社の
得意分野

用途適したブランド
国内リゾート(沖縄・北海道)マリオット
都市部の朝食重視ヒルトン(ゴールド25泊)
制度安定・マイル転換IHG
高級志向・スイート好きマリオット(リッツ系)
世界中の支配率マリオット(130万部屋級)
パターン

運用パターン
3選

パターンA: マリオット軸+ヒルトン補完
マリオットアメックス・プレミアム(プラチナ目標)+ヒルトンアメックス・プレミアム(年200万円でダイヤ)。
合計年会費 14.85万円。日本国内・海外の幅広いカバー
パターンB: ヒルトン軸+IHGサブ
ヒルトンの朝食ライン(ゴールド25泊)+IHGの安定運用。
都市部メインの人向け
パターンC: 3社並行(最高峰)
マリオット+ヒルトン+IHGすべて。年30泊以上・出張多めの人。
合計年会費20万円超、無料宿泊3〜4泊で十分回収
設計

年間カレンダーで
振り分ける

例: 年20泊の人の振り分け

春休み3泊 → マリオット(沖縄)
GW2泊 → ヒルトン(東京、朝食付き)
夏休み5泊 → マリオット(リゾート)
11月3泊 → IHG(出張)
年末2泊 → ヒルトン(東京)
その他5泊 → 状況次第

合計: マリオット8泊/ヒルトン4泊/IHG 3泊/その他5泊

この見える化で、各社のステータス到達と必要pt数が逆算しやすくなります。

チェック

並行運用の
最大のメリットは?

Q. 複数プログラム並行運用の最大のメリットは?

単純にポイントが多く貯まる
物件カバー力+改悪リスクの分散+相互補完
最上位ステータスがすべて取れる
正解! 1社では足りないカバー力を補い、改悪リスクを分散できるのが並行運用の本質。最上位を全部取るのは現実的でなく、それが目的でもありません。
正解は「カバー力+リスク分散+相互補完」。並行運用は「全部最上位」を目指すものではなく、合理的な役割分担です。
注意

分散しすぎは
逆効果

こうなると損する
・どこも中途半端なステータス
・年会費だけ重なってリターン薄い
・どの予約でどこにptが入るか管理しきれない
・キャンペーンエントリーを見落とす

「メイン+サブ+スポット」程度の濃淡を意識する。すべてフルパワー運用は無理があります。

応用

ステータス
相互利用の発想

マリオット・プラチナ持ちが、ヒルトンに泊まる時。ヒルトンのステータスは何もないが、「ヒルトン・ゴールド以上」相当のレートが取れることがある──と勘違いしがち。

正しい理解
・他社ステータスは直接通用しない
・ただし「ステータスマッチ」で他社が条件付きで自社のステータスを与える制度はある(次章Ch2でも触れる)
・並行運用すれば、各社の正規ステータスを取得しに行く方が合理的
管理

複数アカウントの
管理術

パスワード管理アプリ
1Password・Bitwarden等。各社の会員番号・パスワードを一括管理
スプレッドシート1枚
「保有pt・有効期限・年会費更新月・年間決済額・宿泊数」を一覧
月1回の棚卸し
毎月1日にすべてのアプリを開いて状況確認・キャンペーンエントリー
チェック

並行運用が
合う人は?

Q. 複数プログラム並行運用が向いているのはどんな人?

年に2〜3泊しかしない人
年20〜30泊以上で、地域も用途も多様な人
クレカ集めが趣味の人
正解! 並行運用は宿泊頻度が前提。年2〜3泊なら1社集中の方がコスパ良し。クレカコレクションは年会費だけ嵩んで損する典型例です。
正解は「年20〜30泊以上で地域・用途多様な人」。年数泊なら1社集中・趣味目的なら年会費が無駄になります。
心構え

「全部やる」より
「適材適所」

上級者の余裕
・全プログラム最上位を目指さない
・状況に応じて1社降格・他社昇格でいい
・人生のステージで運用パターンも変える
・「貯める・使う・選ぶ」の判断軸を持つ

完璧を求めず、「今の自分の旅頻度に合う組み合わせ」を1年単位で見直すのが正解。

まとめ

この章のまとめ

・並行運用=物件カバー+リスク分散+相互補完
・3パターン: 軸+補完/軸+サブ/3社並行
・年間カレンダーで振り分け
・分散しすぎは逆効果
・年20〜30泊以上向け

次章は、ホテルポイントを航空マイルに交換するかの判断軸を見ていきます。

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